ここ2~3年の間に日本ではやり始めたTiktokですが、現在その市場規模はUberを超え7.5兆円を超えています。
「しかしTiktokってなに?」「Tiktokは今だけでしょ」という方もいらっしゃると思います。
Tiktokについてあまりわからない企業担当者に向けて、本記事ではTiktokとは何かを説明したうえでTiktokの可能性について解説していきます。
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Tiktokとは
「TikTok」とはここ2年ほどで日本に定着した、10代~20代の間で人気を集めているショートムービー共有アプリです。
「TikTok」は数年前に流行した動画SNS「Vine」、「MixChannel」のような動画SNSで、投稿内容は主に既存の音楽にあわせて踊ったり、口パクをしたりする「リップシンク」動画になります。
従来の投稿系SNSでは0から自分の投稿を作る必要があったのですが、TikTokでは既存のものがあり、それをまねることから始められるので参入障壁を下げることでユーザーを増やすことに成功しました。
TikTokの人気な理由
TikTok人口
そもそもTikTokをあまり知らない人はこのSNSは人気がそもそもあるのと疑うことでしょう。以下のデータを見ていただければ理解して頂けると思います。
アメリカのモバイルアプリマーケティング調査会社「SensorTower」によるとTikTokは全世界で10億ダウンロードを突破したとのことです。そのうち6億6300万は昨年に登録されたものです。
そして現在、ゲームではないアプリであのユーチューブをこえ、AppStoreで最もダウンロードでダウンロードされているアプリなのです。
TikTokのユーザー数は2017年から2018年の約1年で4倍近くまで成長しています。このことから、世界において勢いのあるSNSであるといえるでしょう。
また日本におけるTikTokユーザーは950万人(2019年2月)となっており、これもまたこの1年で劇的に増えています。
Tiktokは特性上、女性ユーザーのほうが多いと思われがちですが実際はやや男性のほうが多いです。これは日本男子における「見る専」という文化が強い傾向があるからだと考えられます。
またTiktokはリリース直後女子高生の間で話題になったこともあり、10代の使用率が圧倒的に高いです。これはインフルエンサーを目指す若者がTikTokを使い有名になろうとしているのが理由に挙げられます。
動画クオリティの向上
革新的AR技術
いままでSnowやSnapchatなど多くの写真系のAR技術は多くありました。しかしここまでAR技術を駆使したSNSはありませんでした。
さまざまなフィルターがあることによって自分の容姿にあまり自信がない人でも自分を投稿するのに抵抗を少なくしようとする優しさが垣間見えます。
ダイナミックな縦画面投稿
近年ライブ放送では多くの場面で縦画面のフルスクリーンの動画撮影は多くはありませんでした。それは大手動画配信サービスであるYOUTUBEも同様に従来は横画面のフルスクリーンが普通でした。
しかしTikTokはショートムービーであり、次々と新しい動画に行くため縦画面での配信が採用され、その革新的な方法によって人気を得ました。
また現代のSNSのほとんどが縦画面を採用しており、よりSNS世代に受けたことが理由にも上げられます。
TikTokにおける広告
代表的な動画配信サービス「YOUTUBE」と同様TikTOkにも「TikTok Ads」という広告配信プラットフォームが用意されている。これにより細かいジャンルに分け広告を打つことを可能にしています。
- 精度の高いユーザー属性別マーケティング
- 視聴コンテンツに合わせた広告配信
- 年齢や性別、居住地域、使用しているOSなど、詳細なターゲティング設定
- 独自アルゴリズムによる目標CPAに合わせた入札・最適化
- 動画広告作成ツールの提供
が特徴に上げられます。
- 5秒~15秒の動画広告をスマートフォンのフルスクリーンで表示
- ユーザーが音楽や音声などの”音”を聴ける環境の為、”音”でも訴求可能
- 広告の拡散が可能
がメリットとして挙げられます。
TikTokには以下の3つの広告形式で広告が流されています。
- TikTok起動画面広告
- TikTokインフィード広告
- TikTokハッシュタグチャレンジ広告
TikTok起動画面広告
これは純粋な広告枠であり、TikTok側が指定する広告方法です。また起動時に全画面に表示され静止画でも入稿が可能です。
3~5秒表示されアプリ内ページまたはアプリ外のページに遷移可能であり、全ユーザーに働きかけることができるのでリーチ数であれば最も多くなるのであろう広告運用方法になります。
しかし1日1社しか掲載できないのは独占的に広告を張ることができるので圧倒的にリーチをかけることができることがメリットになりますが、なかなか広告枠をとることができないことや、莫大な費用が掛かることがデメリットとして掲げられます。。
TikTokインフィード広告
こちらも純広告枠であり、運用広告枠です。
おすすめ投稿の中に表示が可能であり、音声もつけることができるため訴求力が強く、いいねやコメントもつけることができるため、コンテンツ次第ではかなりの効果が見込めます。「LINE Ads」や「Instagram広告」と異なり全画面の広告が全視聴者に届けることが可能です。
TikTokハッシュタグチャレンジ広告
TikTokオーディションなど「#」を用いた広告運用です。
アプリ内にコンテンツページを持ち、ユーザーにコンテンツとして他よりも受け入れられやすいためキャンペーンを拡散しやすいのが特徴です。またここではほかの広告運用にはなかった自由がある程度もたらされるためもっとも効果が見込める広告方法です。
まとめ
本記事ではTiktokとは何かを解説したうえでTiktokがこれから持つであろう可能性について解説しました。
インフルエンサーマーケティングの拡大に伴いTiktokは世界中で最も需要が拡大している次世代のSNSアプリです。そしてTiktokの最大の特徴であるショートムービーはその特性上 、完結に内容を伝える必要がありますが動画が短く済むため最後まで見てもらうことがほぼできます。
どのプラットフォームが一番効果があるかまだ分からない企業は一度Tiktokも候補に入れてみてはいかがでしょうか?