インスタグラムでのマーケティングが狙われている中で、どのような分野が一番効果が見込まれるのでしょうか?
インスタグラでのマーケティングを試してみたい担当者に向けて、本記事では、インスタグラムで行われたマーケティング事例のアパレルについて解説していきます。
アパレル業界を攻められる!
インスタグラムの利用者層は若い!
上記のデータにおけるインスタグラムの利用者層は女性のほうが男性よりも多いことが示されています。また2016年から2017年へ上がったときに若年層の伸びは男女ともに70万人を超えており、非常に高い伸び率を記録しています。
インスタグラムには「インスタ映え」という言葉があるように比較的トレンドに敏感な人が多く存在し、アパレルというトレンドが盛んな一過性のものに対するマーケティングにおいて、インスタグラムは有効です。
マーケティングにおける目的とは
アパレル分野におけるマーケティングのゴールは売り上げの向上・促進があります。
このゴールを達成するために意識的に行わなくてはいけないことが主に2つあります。
- ブランド力の拡大
- 購入サイトへの誘導
ブランド力の拡大
マーケティングにおいて最も意識的に行わなくてはいけないことは、消費者との心の距離を縮めることにあります。
アパレル商品が売れる要素としては、デザイン、トレンド、ブランドなどがあげられます。心の距離とはすなわち、消費者がブランドにどのような価値を意識的にもっているかということです。
たとえば、アパレル商品を買うときに!「有名インフルエンサーが着てたから同じものを買いたい!」と思ったことはありませんか?これはそのブランドが持つ力とは言えないのですが、これこそがブランド力です。
そしてブランド力を持つことにより、消費者との心の距離が縮まり、結果として継続的に商品を購入していただくことができ長期的な売り上げを見込むかとができます。
購入サイトへの誘導
マーケティングの目的は上記にのべたように、売り上げの向上・促進があげられます。
しかしながらインスタグラムからは現状購入することができません。そこでその目的を達成するために行うことがECサイトやメッセージフォームへの誘導です。
現在のインスタグラムでは、ストーリー・投稿どちらにもECサイトへの誘導リンクを張ることが可能になりました。これを張っていることで消費者が「買いたい!」と思ったときに機会を逃さず購入画面へもっていくことができます。
インスタで行われるマーケティング手法【3種】
インスタグラムにおいて自社のアパレルブランドを紹介する方法は主に3つあります。
- 自社アカウントの運用
- 公式モデル
- インフルエンサーマーケティング
自社アカウント
GU
日本においてユニクロ、H&Mなどに並ぶファストファッションブランドであるGUの公式アカウントです。
GUの公式アカウントは現在フォロワー数は98万人、この投稿では4132いいねをもらっています。このように自社のアカウントを持っていることで、余計な宣伝費をかけることなく98万人に訴えかけることができ、少なくとも4132人からは共感を得ることに成功しています。
公式モデル
吉崎綾×GU
フォロワー59500人のフォロワーを持つ元ラストアイドル吉崎綾さんの投稿です。
厳密にいうとGU公式モデルではないがたくさんのGU関連の投稿をしているため便宜上公式モデルと定義させていただきます。
フォロワー数は59500人とGU公式アカウントよりも低くなっているのですが、いいね数を上回っていることから効果的にアプローチするには、インフルエンサーに投稿をしてもらうほうがよりいい印象を与えることができます。
インフルエンサー
生見愛瑠×GU
AbemaTVの人気番組である「おおかみくんには騙されない」に出演をきっかけに爆発的な認知を得ましたPopteen専属モデル「 生見愛瑠 」さんのアカウントです。
AbemaTVの影響や日々の活動によりm現在では24万人ものフォロワー数を抱えており、いいね数では約24000と大きな数字をたたき出しています。
この数字はGUに比べ、約6倍近くになっており、先ほど述べたようにいかにインフルエンサーが企業より、消費者にいい印象を与えているのかが分かります。
吉岡里帆×ZOZOTOWN
フォロワー数200万人を誇る女優の「吉岡里帆」さんのアカウントです。
やはり200万人のフォロワーを抱えているのでそのいいね数は約52000と高い数字を誇っています。また投稿で言及されている「WEAR」は自分のファッションを投稿し、共有する株式会社ZOZOが運営するサービスです。
そこでのインフルエンサーはインスタグラマーと同様に、「WEARISTA」とよばれ利用者から大きな支持を得ています。
ゆうこす× E hyphen world gallery CIRCUS
YOUTUBEやInstagramなど様々なSNSで活躍の広場を広げるインスタグラマー「ゆうこす」こと、菅野裕子さん。
多岐にわたるSNSの活躍の場を待つことによって、画像も洗練されより印象を与える写真となっています。
「E hyphen world gallery CIRCUS」はインフルエンサーとコラボしたとき、そのいいね数に比例した数の在庫を作るという面白い戦略を持っており、これからにも期待できます。
まとめ
本記事では、実際にインスタグラムで行われているアパレル分野に対するマーケティング手法について解説していきました。
このほかにもインスタグラムを利用したマーケティング方法は、ストーリーなどを利用したキャンペーン手法など多岐にわたります。これからさらに大きな賑わいを見せるであろう第三者によるマーケティングは現代の広告嫌悪に対する有効な手段だとも言えます。
これから事業の拡大を考えている際は一度インフルエンサーマーケティングなど時代の流れに沿った手法を試した見てください。