ここ数年SNSプラットフォームが拡大していくと同時に、インフルエンサーマーケティングの市場規模も年々拡大してきています。
「いまいちインフルエンサーマーケティングがわからない」「実際どのくらいの規模なの?」という方がいらっしゃると思います。
インフルエンサーマーケティングに興味のある方々に向けて、本記事では、インフルエンサーマーケティングの市場規模、なぜ拡大していくのかについて解説していきます。
目次
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーとは、「influence…~に影響を及ぼす」が派生して生まれた言葉であり、SNSなどの特定のプラットフォームで影響力を持つ個人のことを指します。
各プラットフォームのインフルエンサーにはそれぞれ独立した名称がついており、Instagramではインスタグラマー、YouTubeではYouTuberなどがあります。
そしてインフルエンサーマーケティングとは上記で示した、YouTube、Instagramなどで活躍するインフルエンサーを活用したこれまでとは違う第三者によるマーケティング手法になります。
ここ数年、企業などが制作する広告を嫌悪する風潮ができ始めており、これを打開するためにインフルエンサーマーケティングを活用します。インフルエンサーはもとよりそのフォロワーと独自の信頼性を形成しており、企業からは与えることが難しかった安心感を与えることが可能です。
またこのマーケティング手法は主にオンライン上で行われているため、データ分析が可能でありどのような層が何をたどってどのような選択を行い、購入に至ったかが推測できます。
このようなデータを集めていくことにより、より消費者の考えに近づくことができより良い商品・サービスの開発にも役立ちます。
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今後市場規模は拡大していくの?
市場規模算出方法
インフルエンサーマーケティングは従来のマーケティングの市場規模の算出方法では不十分であり、単純に売り上げの総計のみで市場規模を計ることができません。その理由をいかに記述しました。
- 影響範囲…インフルエンサーとは「~に影響を及ぼす」を語源に持ち、影響とは不可視なものため、明確に数値としてあらわすことができない
- KPIとして用いるエンゲージメントは、長期間・拡散性が高いため貢献度の判断が難しい
- SNSにははやりすたりが早く、あらたなプラットフォームが発生しやすい
上記の理由のため、様々な機関によって複数の値の市場規模が算出されています。どれもあっていますが、間違っているかもしれないという不確実性が多く潜んでいます。なのですべての値を受け入れつつも、起こりうる可能性の一端としてみる必要性があります。
国内の市場規模
2015年ごろよりYouTube、Instagramにおいて個人の情報発信が盛んになってきました。それに伴いインフルエンサーという各プラットフォームにおける影響力の高い人たちが現れ始めました。
同時にインフルエンサーマーケティングという、影響力のある第三者を活用し企業の商品・サービスのプロモーションを行うあらたなマーケティング手法が台頭してきました。
その勢いは年々加速していくと見込まれており、2019年には267億円が見込まれ、2023年には500億円、2028年933億円にまでのぼると予測されています。
同調査による2018年度のインフルエンサーマーケティングの219億円の内訳は
- YouTube(39%)
- Instagram(27%)
- twitter/ブログ(23%)
- その他(11%)
この要因にはYouTubeのほかにInstagramのプロモーションが盛んになったこと、2017年から2018年にかけてTikTokの台頭によってインフルエンサーがより自分の名前を売りやすくなっていること、インフルエンサーという言葉がすべての人に広まったことが要因として考えられます。
またこれからは前田裕二氏が提唱する不確実性によるファン層のコミュニティの形成が増えてくるのではないかといわれており、17ライブ、SHOWROOMにも目が離せなくなってきています。
5Gの台頭によりライブ動画配信の需要が高まってきており、初心者が持っていない動画編集や撮影技術といった特定の技術が必要のない撮影方法が普及し、だれでも気軽に配信することができる時代がやってきました。
海外の市場規模
アメリカのmediakix社による調査(2015年末調査)によると、2020年までにインフルエンサーマーケティングの市場は5億ドルから10億ドルになると計測されています。
参考:THE INFLUENCER MARKETING INDUSTRY GLOBAL AD SPEND: A $5-$10 BILLION MARKET BY 2020 [CHART]
また2019年の調査では、結果が更新され、2020年にはInstagramのみの市場規模が23億ドルにまでのぼり、Instagramのユーザーは10億人にまで行くと予測されており、その勢いはとどまることがなさそうです。
参考:INSTAGRAM INFLUENCER MARKETING IS A 1.7 BILLION DOLLAR INDUSTRY
まとめ
本記事では、インフルエンサーマーケティングの国内、海外における市場規模について解説していきました。
インフルエンサーマーケティングの市場規模はあらゆる文献で加速していくといわれており、大きくなることは確かです。上記の海外の予測が上方修正されたこともあり、予想を上回るスピードで大きくなる可能性もあります。
未来は不確かなものですが、あらゆる統計を取ることである程度の予測は可能です。その予測を怠ることなく続けることでいち早く正しい情報にたどり着くことができます。
よりよい企業を目指すために、情報収集を怠らず、日々邁進していきしょう。
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