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インフルエンサーマーケティングを事例とともに解説【海外編】

インフルエンサーマーケティングの発祥は日本ではなく海外であるため、海外進出する際にも役立ってくる知識となります。

「海外のインフルエンサーマーケティングってなにからはじめればいいの?」「SNSは同じでいいの?」という方もいらっしゃると思います。

これから海外進出を考えている企業担当者に向けて、本記事では、海外でインフルエンサーマーケティングを行う際に気を付けなくてはならないことを事例とともに解説していきます。

海外進出の落とし穴

海外進出する際に気を付けなくてはならない事がいくつかあります。それについて以下に記しました。

  • 相手が違う文化であることを尊重する
  • 海外版プラットフォームがある
  • SEAN・中国で人気!ライブコマース

相手が違う文化であることを尊重する

日本国内のみならず海外への進出を狙う企業は少なからずあると思います。

しかし「海外へのマーケティング方法が分からない」「海外で通用するのか不安だ」という人は多いでしょう。そこで海外のインフルエンサーにPRしてもらおうと考えている方へ注意しなくてはならないことがあります。

それは海外文化への理解です。

多くの人は海外進出をするときに一番大きな障壁は言語だと考える人がいます。確かにそれは大きな障壁ではありますが、それ以外にもある大きな障壁が文化なのです。

日本は無宗教国家といわれ、あらゆる宗教を受け入れてきました。キリスト教、イスラム教、仏教。しかし他国では国をあげて一つの宗教を信仰する国もあるのです。なので他国の文化を理解することがその国を攻める際に気を付けなくてはいけないポイントの1つに挙げられます。

海外版プラットフォームがある

日本で発展しているからといって必ずしも海外でも受けているとは限らないのです。

Facebook、Instagram、YouTubeは日本国内のみならずいろいろな国で受け入れられ始めていますが、日本ではやっているラインなどは世界で見たとき最も大きなメッセージアプリではないのです。

また中国などではメッセンジャーやweiboなどが主流であり、おおくの中国人が利用しています。そして国内ではまだ認知度が高くないLive配信が盛んであり、その国で影響の強いSNSプラットフォームで配信することが必要です。

【関連記事】5Gに後押しされる?これからの市場はライブコマースになっていく?

ASEAN・中国で人気!ライブコマース

日本ではYouTube、Instagramを中心にインフルエンサーマーケティングが行われており、確かに海外での利用も可能ですが、現在中国や東南アジアを中心に「ライブコマース」という配信形態が注目されています。

ライブコマースとは有名人やインフルエンサーが動画を生配信し商品を紹介する1種のEコマースです。このライブコマースでは視聴者と配信者が相互に質問やコメントなどのコミュニケーションをとりながら、商品購入をできます。日本国内では「17LIVE」などが有名です。

中国ではSNSでの影響力の高いKOL(Key Opinion Leaders)と呼ばれる人たちをライブコマースに起用しています。そのようなライブコマースでは2時間で売り上げ3億円を達成する人も出始め、いかに盛り上がっているかがうかがえます。

海外で行われた実践例【4選】

Casey Neistat

引用:YouTube

現在(2019年8月)サッカーチーム「レアルマドリード」「パリサンジェルマン」のスポンサーとしても世界的に有名なエミレーツ空港とのコラボです。

上記の動画はアメリカの人気YouTuberであるCasey Neistatさんにファーストクラスのチケットをプレゼントし、機内設備を体験する動画をアップロードしています。

エミレーツ空港のファーストクラスでの体験を動画とともにレポートし生の声を届けることに成功しています。動画は67077153回再生されており、多くの人にこの動画が伝わったことが分かります。

Manny

https://www.instagram.com/p/B_icwl-FQur/?utm_source=ig_web_copy_link
引用:Instagram

男性でありながら、メイクアップユーチューバーとして有名なMannyさん。

コスメブランドとして有名なメイベリン・ニューヨークの男性初の公式アンバサダーとしても有名であり、ニッチな層にも影響力を与えられるインフルエンサーとして活動中です。

上記の投稿では少なくとも174236人の人がこの投稿に好感を持ち、結果としてユーザーの製品に対する興味関心が向上したことがうかがえます。

Haiyan Fu

引用:Instagram

日本国内でもプチプラブランドとしても有名なGAPは自社の公式アカウントの運用のほか、たびたび世界中のインフルエンサーを起用しています。

いいね数はこれまでのものに比べ1952と少ないが、コメントはポジティブなものが多く、購買意欲を刺激して直接的な購買に直結しているでしょう。またファミリー層を対象としたインフルエンサーは少なくHaitan Fusさんを起用する大きなメリットになります。

張大奕

引用:YouTube

中国のライブコマースにてコートの紹介をしている 張大奕 さん。

このほかにもスポーツ用品、コスメ、お茶などそれぞれの専門分野にて多くのものをライブコマースにて販売しています。

まとめ

本記事では、海外でインフルエンサーマーケティングを行う際に気を付けなくてはならないことを事例とともに解説してきました。

国内と国外ではインフルエンサーマーケティングの方法に若干のずれが生じます。そのずれが若干で済めばいいのですがまさに溝に入ってしまった場合効果は見込めなくなります。

その国の文化、時代背景、トレンドをよく読んでから施策を行うようにしましょう。

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