インフルエンサーマーケティングは局所的にマーケティングを行うことで、従来のマーケティングよ費用対効果が高いことが分かっています。
しかし「なんで効果が高いの?」「今までのマーケティングと何が違うの?」という方もいらっしゃると思います。
インフルエンサーマーケティングをお考えの企業の担当者様に向けて、本記事では、従来のマーケティングとインフルエンサーマーケティングの違いを解説していきます。
主なマーケティング
マーケティングというのはなにか?という方がいらっしゃると思います。
しかしマーケティングを定義する文研は多くあり、一概に決めることができません。そこで代表として日本マーケティング協会の定義を紹介します。
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
つまりマーケティングとは、企業やほかの組織が顧客に商品・サービスを届けるために行う様々な活動のことを指します。
またマーケティングには、様々な種類があります。そのなかでマーケティングを大きく2つに分けて解説していきます。
- オフラインマーケティング
- オンラインマーケティング
以下にてその詳しい内容を解説していきます。
オフラインマーケティング
オフラインマーケティングとは主にインターネットが流行る前に行われていたマーケティングのことを指します。
例えば、雑誌やチラシ、街頭広告などおもにアナログな力を活用するマーケティング手法です。オフラインマーケティングには以下のような特徴があります。
- 人とのつながりに訴えかけることができる
- 嫌悪感を示す人が少ない
- データ管理が難しい
オフラインマーケティングはその名の通り、アナログによるマーケティング手法なので人の人情に訴えかけるようなものを作りやすいことが特徴として挙げられます。例えばイベントを開催し、そこに動員してくれた人に訴えかけると、またあらたな動員につながるようなことです。
そしてオフラインマーケティングとオンラインマーケティングの最も大きな違いは、データ管理にあります。
オフラインマーケティングでは、チラシや雑誌を見た人にどのような心理変化が起き、購買などの行動に至るまでの過程をとらえることができないのが難点です。そしてそのデータを蓄積していくことができれば、次の施策にうまく生かすことができます。
オンラインマーケティング
別名WEBマーケティングとも言い、WEB上に存在するあらゆるマーケティングの総称を指します。WEBマーケティングの中には以下のようなものが含まれます。
- SNSマーケティング
- インフルエンサーマーケティング
- 動画マーケティング
- コンテンツマーケティング(SEO対策)
- (ペルソナマーケティング)
などなど細分化すればさらに多くのマーケティングが存在します。マーケティングの醍醐味としてはいくつかのマーケティング手法をかけ合わせることで大きな効果を生むことです。
また世間一般としてWEBマーケティングといわれたら、SEO対策によるコンテンツマーケティングやネットに貼る広告運用などがあげられています。
SNSマーケティング
SNSマーケティングはここ数年のTwitterやInstagramが台頭してきたことによってうまれた比較的新しいマーケティング手法です。
SNS利用者は年々増えており、これからも増えていくことが見込まれています。この要因として、多くの若者がスマートフォンなどのタブレット端末を持つようになり、テレビ離れが加速していることが背景にあります。そこに目を付けた企業が企業の公式アカウントを運用し始めたのがきっかけです。
SNSマーケティングのメリットは以下のものがあげられます。
- 発信にコストがかからない
- 消費者とのコミュニケーションの場ができる
上記の2つが大きなメリットに挙げられますが、現状として企業の公式アカウントに嫌悪感を持つユーザーも一定数存在しており、そこが課題に挙げられます。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングはひと昔まえに行われていたブログマーケティングがまた変わった土壌で発展したものです。
SNSの発展に伴い個人が気兼ねなく情報を発信することができる時代が来たことによって、インフルエンサーという新たな言葉が生まれました。
インフルエンサーマーケティングはその名の通り、インフルエンサーに商品・サービスをPRしてもらい、行うマーケティング手法です。インフルエンサーマーケティングが現代に有効な理由として以下のものがあげられます。
- 様々なマーケティングと相性がいい
- 第三者による評価により信頼性が高い
現代はマーケティングが細分化されたことによって、多くのマーケティングを同時に行う必要性が出てきました。そしてインフルエンサーマーケティングは多くのマーケティング手法と相性が良いため、あらゆる面で活用することができます。
そしてSNSなどの台頭によって消費者の購買行動モデルにも変化が訪れ始めました。
- Discovery(発見)
- Engage(関係)
- Check(確認)
- Action(購買)
- Experience(体験と共有)
上記は現代におけるもっともオーソドックスな購買行動モデルとして挙げられています。従来にはあまり重要視されていなかった Experience(体験と共有) は大きな変化といえます。
近年広告に対する嫌悪感は強まってきており、多くの企業がその課題を克服しようとしてきました。ここでようやく今回のタイトルにある費用対効果がなぜ高いのかという理由を解説していきます。
インフルエンサーにはもともと一定数のフォロワーを抱えており、インフルエンサーに対する信頼度が高いのです。そして今までのマーケティングでは、大きな母集団を狙い利益をとることも目標にしていましたが、ここではフォロワーというある程度属性のまとまった消費者に対するマーケティングを行うことができるので、結果としてキャスティングなどの費用も少なく済み、費用対効果が高くなるのです。
事例で解説インフルエンサーマーケティング
横田ひかる[9241いいね]
同世代の女子から注目をあつめる横田ひかるさん。
今回はポールスミス六本木店のイベントPRに起用されていました。横田ひかるさんのようにフォロワーと紹介サービスの親和性が高いことにより、このいいねの数が生まれたと考えられます。
はじめしゃちょー
このようにツイッターを使ったインフルエンサーマーケティングも存在します。
しかしながらツイッター主体でやっている企業は少なくツイッターのみでは多くの効果は見込むことが出来ないのですが、YOUTUBE、Instagramを両方持っている方に頼むことはあるかもしれません。
YOUTUBE
乃木坂46
乃木坂46を活用したマウスコンピューターのPR動画です。
これに関してはインフルエンサーというより芸能人といってしまうほうが正しいのですが、芸能人がYOUTUBEに参入してきているのが、効果を期待できる要因の1つとしてカウントすることもできるのではないでしょうか?
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まとめ
本記事では、インフルエンサーマーケティングなどのマーケティング手法の特徴をもとになぜインフルエンサーマーケティングの費用対効果が低いのかということを解説してきました。
インフルエンサーマーケティングでは、各インフルエンサーの投稿のコメント欄などを見ることによってどれだけフォロワーに信頼されているのかが分かります。そしてインフルエンサーマーケティングはイベントやキャンペーンなどさらに細分化された分野で大きな力を発揮します。
またサービスなどに起用することによってそのサービスの認知をさらに上げることができます。インフルエンサーマーケティングは使い方によってあらゆる場面で利用することができるので、ぜひ一度活用してみてください。