引用:YouTube げんじ
現在SNSを生かした企業のマーケティングがいたるところで行われています。いかにSNSを攻略して自社の製品を売っていくかがこれからの時代を生きる1つのすべになってきます。
しかし「どのような戦略が生きるの?」「実際成功してきた人って誰?」という方もいらっしゃいます。
これから企業のチャンネルを大きくしていくうえで、どのようにやっていけばいいかわからない方に向けて、本記事では、げんじ / Genjiさんがなぜ成功し続けられているのかを解説していきます。
元お笑い芸人!げんざはどんな人?
現在YouTubeは各ジャンルが台頭しており、ファッションジャンルのトップを走っているYouTuberがこのげんじさんです。
元々は株式会社zozoが運営しているファッションコーディネートアプリ「WEAR」でランキング1位を取り続けた結果、YouTubeで発信することを始めました。
元々はお笑い芸人だった?
一番最初には大手芸能プロダクションである、ワタナベエンターテインメントに所属しており、「パンパンパルメザン」という名前で、ゲンジさんは1994年6月14日生まれでコンビを組んでいた湯沢さんは1978年10月28日生まれの16歳差のコンビとして活動していました。
上記のツイートからわかるように、「なーにー、やっちまったなー」で人気を博したクールポコさんのお笑い企画にも、参加しており本格的にお笑い芸人を目指していたことが伺えます。
現在の事務所は?
ワタナベエンターテインメントを脱退し、2017年5月1日よりUUUMクリエイターとして活動していましたが、現在は無所属での活動を行っています。
運営チャンネル【3運営】
げんじさんが現在運営しているチャンネルは以下の3つです。
- げんじ / Genji
- げんじ_women
- げんじ fashion blog
げんじ / Genji
げんじさんが一番最初に作られたチャンネルであり、もっとも大きなチャンネル登録者を抱えているメインチャンネルです。
げんじさんがチャンネルを運営し始め、3か月ほどで一般サラリーマン程度の暮らしをすることができるほどの収益を上げており、成長速度がはやかったチャンネルです。
チャンネル開設当時はファッション系のYouTuberも少なく、ほぼ独占状態で続けられたことも要因に挙げられますが、げんじさんが考えるファッションの概念の言語化を行っており、初心者の心をつかむことができたのが成功した大きな要因になっています。
げんじ_women
現在メンズチャンネルである「げんじ / Genji」だけでなくウィメンズチャンネルである「げんじ_women」も始動しました。メンズチャンネルは週7本、ウィメンズチャンネルは週3本とハイスケジュールでの投稿となっていますが、六人体制の動画編集で賄っています。
げんじ fashion blog
引用:YouTube
げんじ fashoin blogという名前で運営していますが、ほぼセカンドチャンネルげんじさん自身の生活を投稿したチャンネルになっています。
他のチャンネルは起業という側面が強いのに対して、このチャンネルではげんじさん個人にスポットを当てているチャンネルであり、げんじさん自身のファンが視聴しているチャンネルになっています。
まずげんじさん自身に興味を持ってもらいそのうえで、他のチャンネルに入っていくという窓口というポジションになっています。
げんじファッションの3つのポイント
げんじさんのファッションは、春から大学生で私服の機会が増える方や、普段私服についてあまり触れてこなかった人たちがはじめてファッションの世界に張り込むものとして最適のメディアとなっています。
AシルエットやVシルエットといったコーディネートを考える際の基本となる考え方を教えるだけでなく、男性が気になるであろう女性がどんなファッションを好み、嫌うかなどの調査も行っています。
その他にも、だれでも手に入れられることができる安いブランドでいいものがあったら紹介するなど大学生や高校生の懐事情に優しくなっています。
ゲンジさんの教える3つのポイント
げんじさんが考えるファッションにおける重要なポイントは以下の3です。
- カジュアルときれいのバランス
- シルエット
- 3カラー
カジュアルとフォーマルのバランス
服それぞれに他社に与える印象というものがある程度決まっています。例えば、真っ赤なコートを着ていたとしたら派手だなーという印象を受けると思います。反対に全身を黒で統一していたとしたら、地味だなーや暗いなーという印象を受けるかもしれません。
そのように服には、その服単体で与える印象が決まっており、そのバランスを整えることでまとまったかっこいい印象を与えることができます。
シルエット
げんじさんは動画内でおしゃれに見せるコツで、もっとも重要なのはシルエットだといっています。
その人にあった丈間をしっかり合わせることでおしゃれに見せることができます。またAシルエットやVシルエット、Iシルエットといったスタイルをよく見せるシルエットがある程度決まっており、自分の体形ともっている服に合わせたコーディネートが必要です。
3カラー
おしゃれをにおいてあまり色を使いすぎるのはよくありません。
もちろん色の構成や相性を考えたうえで作られたコーディネートはとても素晴らしいですが、それをするにはしっかりとした知識が必要になってきます。そこでげんじさんがお勧めしているのが、モノトーン2色+カラーです。
モノトーンはどの色とも相性がよく、もう一つ合わせた1色を際立たせること事ができるので結果としてまとまったコーディネートが出来上がります。
LiDnMってなに?
LiDnM(リドム)とは、げんじさんが立ち上げたファッションブランドです。
げんじさんは自社のチャンネルを持っており、ファッションが好きなユーザーを抱えていたため、ブランド立ち上げ当時はすごい勢いでその知名度は上がっていきました。しかし、その勢いも一瞬で止まってしまいました。
うその在庫状況をながしてしまったり、動画でLiDnMがつぶれてしまうなどといったある種のタレントパワーを盛大に使ったパワープレイで視聴者は離れていってしまいました。
LiDnM人気商品
LiDnMの商品で最も売れていたのがこのシングルのライダースです。
本革を使用しながら、国内生産という条件で破格の1万円代での販売を開始したこの用品ははじめてライダースを買う人にとって手の出しやすい価格として売り出されました。そのため累計10000本は売れており、LiDnMの製品のなかで最も売れた商品となっています。
LiDnMの売上
2017年にブランド展開されたLiDnMは初年度に9億円、二年目には9.5億円を売り上げています。
これはげんじさんがもつSNSフォロワーの合計が約140万人(YouTubeは53万人)という大きな反響力が要因に挙げられます。
まとめ
本記事では、げんじ / Genjiさんがなぜ成功し続けられているのかを解説していきました。
げんじさんの行ったブランド展開、YouTubeによる発信でLiDnMは好スタートを切ることができましたが、同時にYouTubeのせいでもブランドからファンが減っていってしまいました。
一概にYouTubeチャンネルを持つことはいいことばかりとは言えませんが、正しく運用することでいい部分のみを限りなくとることができますので、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?