twitter,Instagram,YouTubeなど様々なSNSが今活躍しています。そこで様々な企業がSNSマーケティングに参加しようとしています。
「実際SNSマーケティングってどうやるの?」「なにをすればいいの?」という方がいると思います。
マーケティング担当者にむけて、今回は実際に行われたSNSマーケティングがなぜ成功したかの理由を踏まえて解説していきます。
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、twitter、Instagram、LINEといったSNSを企業・団体のプロモーション・広告に活用し、より利用者目線で宣伝活動のことを行うマーケティングです。
そもそもSNSとは、普段身近にいない人とでもオンライン上でコミュニケーションをとることを可能にしたツールの1つであり、会話することのない企業と個人を直接情報交換ができる場として双方の利益を満たしました。
またSNSによって企業と消費者の距離感は今まで以上に近くになり、今まで難しかった企業のブランディングがに簡単になりました。そのブランディングはSNS最大の特徴である共有という機能により、より多くの人のもとへと拡散していきます。
このような企業と消費者との結びつきを高めることによって、消費者の購買行動を促進していきます。
反響を及ぼした成功事例集
反響が大きかった成功事例は以下のものがあげられます。
- ハーゲンダッツ
- ポッキー
- 無印良品
- ペプシ
①:ハーゲンダッツ
2018年に行われたハーゲンダッツのフレーバー復活総選挙です。ハーゲンダッツは過去に24種類のフレーバーを販売しており、「もういちど食べたい!」というフレーバーに投票してもらいます。
各SNSから1日1回まで投票が可能であり、ランキングで1位になった人気フレーバーに投票した中から抽選で1000人にミニカップ12個入をプレゼントするという企画でした。どれだけ投票されているかの公表は途中までにされており、非公開にすることで最後までどのフレーバーが優勝するかわからないということで話題性と注目度が上がりました。
このキャンペーンでは合計16万票を超えるという人気を博しました。
②:ポッキー
Twitterにおいて1日にどれだけの人が「ポッキー」についてつぶやいたのかでギネス記録を狙おうという企画から始まりました。
企画当初としては200万件のツイートを目標にスタートしましたが、その後24時間までにツイートされた件数は、目標を大きく超え、3710044ツイートとなりました。この結果は「24時間に最もツイートされたブランド」として世界記録を更新し、様々なメディアに取り上げられ、人気を博しました。
Twitterを通して消費者との距離を縮めることに成功し、話題性があったことでメディアに取り上げられ、コストを抑えて認知を広げることができました。
この企画は11月11日をポッキー&プリッツの日として認定をうけたことからはじまり、ポッキーだけでなく、プリッツについてのキャンペーンも行われていました。
③:無印良品
無印良品は様々なSNS戦略を展開しています。
1つ目にはTwitterを活用し、Twitterのリンクのみからは参加できるタイムセールのサイトをオープンさせました。SNS特有のリアルタイムでの臨場感をいかしたセールに新鮮味を感じた消費者が多く、ここでの売り上げは数十万円に上りました。
2つ目にはSNSでクーポンを配るという企画です。SNSで配られたクーポンを用いて、店に足を運んでもらうことでSNSで配られたクーポンがどのように使われているかのデータを可視化することに成功しました。
その他無印良品はSNSでの、思わず買ってみたくなる写真や動画に注力しており、SNSのハッシュタグ機能などを利用したSNSをうまく利用しています。
④:ペプシ
ライバル企業の商品と自社の商品をCMで並べるという業界のタブーを犯したことで大きく知られたCMをご存知でしょうか?
このCMを見ていた人たちは「こんなことしていいのだろうか?」と議論を催しSNS上で大きな反響を呼びました。(「調査を基にしたCM上の演出です」との評価があります)
しかし1897年に公表された 「比較広告に関するガイドライン」 により景品表示法が以下の場合緩和されるのです。
- 比較広告で主張する内容が客観的に実証されていること
- 実証されている数値や事実を正確かつ適正に引用すること
- 比較の方法が公正であること
上記を満たす場合のみ比較広告は合法となります。
この広告は多くの人に認知をもたらしましたが、一部の人にとっては嫌悪感を示す形となり、この方法を起用する際は気を付けたいところです。
まとめ
本記事では実際に行われたSNSマーケティングにおける成功事例となぜ成功していたかの要因について解説しました。
SNSマーケティングは現代の社会においてやらなくてはならない必須マーケティングの1つとなりつつあります。まだ行っていない企業の方たちはぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?