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5Gに後押しされる?これからの市場はライブコマースになっていく?

最近では次に来るあたらしいSNSは生配信だといわれています。そしてあらたなビジネス形態としてライブコマースが生まれてきました。

「ライブコマースって何?」「ライブコマースの何がいいの?」という方もいらっしゃいます。

現状のマーケティングに行き詰っており、あたらしいマーケティング手法を模索している担当者に向けて、本記事では、ライブコマースとは何かを説明するとともに、可能性について解説してきます。

ライブコマースとは

現在盛り上がりを見せている市場ライブコマースをご存知でしょうか?

ライブコマースとは、ECにライブ配信の動画を掛け合わせたもので、ライブ配信を見ながら商品を購入できるような形です。従来のあったテレビショッピングをネット上で行い、相互に連絡を取りあいコメントや質問をしながらショッピングをすることができます。

従来のテレビショッピングでは味わうことのできなかった臨場感を事細かに伝えることができるあらたなEコマースといえます。

なぜ注目を!?

ライブコマースの形態は従来のテレビ販売に近いものがあります。しかしライブコマースのように一度に複数のユーザーが同時接続しては、サーバーが落ちてしまったのです。その問題を解決したのが5Gです。

そしてなぜ盛り上がっているかを以下にて3つ理由をあげました。

  • そもそもライブ動画が盛り上がっている
  • ライブ独特の臨場感とコミュニケーション
  • 海外に成功事例がある

そもそもライブ動画が盛り上がっている

文字→画像→動画と次に来るのがライブ配信であるといわれています。InstagramやYouTubeでもライブ配信のための機能が追加されており、着々とライブ配信を行える環境づくりが始まっています。

そして中国をはじめとする海外では、多くの国がライブ配信が行われています。その流れが日本に来るのはある種普通の流れでしょう。

ライブ独特の臨場感とコミュニケーション

「その時間に世界のどこかで行われていたものがライブ配信で見ることができる」その臨場感こそがライブ配信特有の特徴です。

またコメントや反応によって配信者の心情の変化、不確実性をたのしむことができます。また視聴者が質問をできることによって1つの動画を一緒に作り上げているという実感を与えることができ、一体感を作り上げます。

海外に成功事例がある

現在、中国ではライブコマースが多く受けています。

前例があるからこそ広がっていく可能性の高さがうかがえるでしょう。中国ではマネタイズの動きが活発で2時間ぐらいで3億程度売り上げをあげる人も出てきており、これから大きくなっていくのではないでしょうか?

ライブコマースの市場動向

ライブコマース市場は現在以下のようになっています。

  • 認知度はまだ高くない
  • 多くの企業が参画している
  • BtoC事業は変わらず成長している

認知度はまだ高くない

2017年ごろから日本にも浸透し始めたライブコマースですが現状としてはなかなか認知は拡大できていないのが現状です。

出典:https://honote.macromill.com/report/20180705/

マクロミルが行ったライブコマース利用実態調査によると、ライブコマースの認知率は約30%でした。認知率には格差が存在し、10代は40.0%、20代が36.7%、30代が29.9%、40代が21.5%となっており、やはりトレンドに若者ほど認知率が高い傾向がありました。

出典: https://honote.macromill.com/report/20180705/

ライブコマースにおいて「服」が最も買われており、ユーザー一人当たりの購入金額は月平均6512円となっている。そのほかには「アクセサリー・時計」、「家電」、「書籍・雑貨・コミック」、「音楽CD・DVD・ブルーレイ」と続いております。

また購入理由に関しては、「出品者が紹介する商品を買いたい」「商品がリアルタイムで質問ができる」「ショップ店員と話すように買い物ができる」などが上位に食い込んできました。

多くの企業が参画している

ライブコマースは現在おおくの企業に注目され始めています。

ライブコマースサービスには、楽天、メルカリ、ヤフーショッピングなどのECモールにライブコマース機能が付いた「ECモール型」や、インフルエンサーを活用して商品を紹介させる「キュレーション型」など様々なものがあります。

その他、InstagramやYouTubeなどもSNSにもライブ配信の機能が追加されており、YouTubeのライブ配信ではギフティングというシステムも採用されており、YouTuberのような存在がライブコマース市場にも現れ始めています。

BtoC事業は変わらず成長している

引用:Live commerce

2017年のBtoC-EC市場は16兆5054億円であり、2018年は17兆9,845億円 となっており、1兆4791億円増加しており伸び率は8.96%となっています。

物販系、サービス系、デジタル系の全分野でも順調に伸びておりさらに伸びることが期待されます。

現在使われている活用事例

現在活用されている事例は以下のものがあります。

  • SHOPROOM
  • メルカリ
  • BASE
  • Live Shop!

SHOPROOM

引用:SHOPROOM

アイドルやアーティストのライブ配信を提供するサービスです。

ライブ配信「SHOWROOM」から派生したサービスのため、タレントやモデルなどの有名人を起用した配信がメジャーとなっています。過去には北川景子さんがドラマで着用した商品の紹介などをしておりこれから話題性に欠かさないサービスとなっております。

メルカリ

引用:メルカリ

CtoCのサービスとして最も成功を収めているのがメルカリです。すべての人が購入者であり、販売者であるフリーマーケットをネット上で作り成功を収めました。そして2017年よりライブコマース「メルカリチャンネル」をスタートさせました。

配信できるユーザーはまだ一部に限定されていますが、視聴者は配信者と質問をやり取りをしながら売買をすることが可能です。メルカリ内で問題になっている騙されて商品を買うことが少なくなり、現物が動いてることでより現実味が増すことでこれからの動向に注目です。

BASE

引用:BASE

ファッション雑貨やハンドメイドグッズなど幅広い店舗を有するショッピングサイトBASEが運営する「BASEライブ」。

ライブ動画の配信時間は毎日10時~21時59分の間で、配信中にコメントや質問をやり取りする機能があり、 配信中に購入することもできます。

Live Shop!

引用:Live Shop!

10代や20代の女性インフルエンサーを起用し、インフルエンサーによって番組を盛り上げているのが「Live Shop!」。コスメや韓国情報、ファッションなど多くの若者が欲しいである情報を配信する番組を運営しています。

ライブコマース今後の課題

ライブコマースはすでに海外で成功を収めており、次世代のEC形態といえます。ライブコマースはメルカリのようなCtoCサービスに適しているサービスです。

2017年はライブコマース元年といわれており、様々な企業がライブコマースプラットフォームを展開していきました。しかし1年たたずに多くのプラットフォームは閉鎖した事例もあります。ここからライブコマースのさまざまな課題が見えてきました。

  • 他のプラットフォームで成功した、インフルエンサーであってもライブコマース市場における成功を収めるとは限らない
  • 売れる人、売れない人に大きな差が生まれてしまう。
  • 商品に対する理解が深くないと適切に情報を伝えることができない。

このような課題をどのように解決していくのか。そもそもインフルエンサーを起用するのが必要なのか。日本にあったEC形態に少しずつ変えていくことが大切です。

まとめ

本記事では、 ライブコマースとは何かを説明するとともに、可能性について解説してきました。

ライブコマースはこれから大きくなっていく市場として期待がされています。その中でどのようなポジションを取り、どのような行動をしていくかによってライブコマース市場を制覇していけるでしょう。

現状のマーケティングに詰まっている方は新しい手法をとってみてはいかがですか?