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インフルエンサーマーケティングってどうなの?気になる費用と使い道

インフルエンサーマーケティングが加速していく中でいまいちその費用がどのように流れているんだろう。

「どのような内訳で使われているんだろう」「どんな風に使えば効果的なんだろう」という方がいらっしゃると思います。

インフルエンサーマーケティングをお考えの企業担当者に向けて、本記事ではインフルエンサーマーケティングに使われる費用の内訳とどのような点に注意して行うべきかを解説していきます。

気になる費用はいくら?

インフルエンサーマーケティングをする方法は以下の2種類あります。

  • Webサービスの活用
  • 特定のインフルエンサーを自社で選択

Webサービスの活用

インフルエンサーと企業がWebサービスに登録することで、行うサービスが存在します。ここでは一例にSPIRITをあげて説明させていただきます。

SPIRIT

出典:SPIRIT

SPRITは国内最大のインフルエンサープラットフォームであり、インフルエンサーが20000人も登録しています。SPIRITを活用してマーケティングを行うのには3つの利点があります。

  • 圧倒的な低コストでインフルエンサーを集めることができます
  • 貴社の商品を応援したい、意欲のあるインフルエンサーが集まります
  • 初回登録費、月額固定費、すべて無料
出典:SPIRIT

SPIRITを活用する場合には、上記のような料金設定になります。上記からわかるようにSPIRITでは、企業が出したPR求人に対してやりたいと思った人が参入するタイプであり、自分が決めた予算であるため費用として大きくならないことが特徴です。

また有名インフルエンサーを活用したい場合には、このサービスではできず事務所ないし個人に頼む形となります。

特定のインフルエンサーを自社で選択

特定のインフルエンサーを起用したい場合、事務所との交渉または個人との交渉によってその値段が決まります。その費用の概算は以下のようになります。

費用=キャスティング費+クリエイティブ製作費+ディレクション費+その他で求めることができます。

キャスティング費用

インフルエンサーのキャスティング費は以下のものが基準に決まります。

  • PR内容
  • フォロワー数(一律の場合もある)
  • フォロワーとの親和性

企業がどの程度の力をいれているかによって費用が変わってきます。例えば商品サンプルを企業に送ってもらい、レビューするだけなのか?それともイベントに参加して盛り上げるのかによってインフルエンサーの労力も変わってくるのでその度合いにより変動します。

フォロワー数は主にインフルエンサーマーケティングでは1円~3円程度というのが大きな流れになっています。例えばフォロワーが10万人のインフルエンサーに1人あたり3円だった場合10万人×3円=30万円というのがキャスティング費用になります。

また一律にきめてインフルエンサーマーケティングを行っている場合もあります。上記で示したサービスでは1人1人に値段を決めることが難しいため一律を採用しています。

特定の分野に専門的なインフルエンサーは比較的キャスティング費用が高い傾向があります。これはほかのインフルエンサーと違いフォロワーとの距離感が近く、ニッチな分野を攻めていることが多いため、結果として高くなっています。

クリエイティブ製作費

クリエイティブ製作費用とは、 投稿や動画などに必要な画像の制作費と、それに関わる人件費のことを指します。 SNSに投稿する際に特殊な技術、機会を要する場合があります。そのような費用がこれ含まれています。

またマーケティング内容次第では、並行してWEBページなどの制作を行う場合もあり、そのようなときにこの費用が膨れ上がっていきます。

ディレクション費用

ディレクション費用とは、企業の商品やサービスのプロモーションの企画を行う場合に発生する費用です。この費用は比較的多く存在し、企業の課題や問題点を浮き彫りにし、その際にどのような施策を打てばいいのかというのもディレクション費用の一部になります。

簡単に言ってしまえばそのインフルエンサーマーケティングを行う際に必要な運営費のことを指します。インフルエンサーマーケティングは結果として単発に終わってしまうことが多く、長期的な運用を考えたときに発生するのがこの費用になります。

近年様々なインフルエンサーサービスの増加によって、料金に関しましても上から下まで大きく差が広がっています。そのなかで安すぎた結果求めていた結果が得られない事例が少なからず出てきています。他社に頼む場合には価格だけでなく過去にやってきた実績や、担当者の雰囲気なども考慮しながら選ぶことを気を付けましょう。

インフルエンサー選びで気を付けること

1.インフルエンサーのフォロワーの属性

インフルエンサーのフォロワー属性とはフォロワーがどんな人であり、どんなものを好むかというその人の特性のことを指します。

例えばコスメ系インスタグラマーのフォロワー属性が10代女性トレンドに敏感であった場合、この方に化粧品のPRを頼むことで大きな効果が期待されます。

しかしインフルエンサーの属性とフォロワーの属性が必ずしも合っているというわけではないので、必ず確認などを行ってから委託するようにしましょう。

2.フォロワーを買っていないか

「フォロワーをかっていないか」これは日本人の有名なインフルエンサーにはあまり見られないが、フォロワーが1万に位のインフルエンサーには要注意です。

見分け方としては、フォロワーに「相互フォロー」と書かれた人がいないことや、あまりに外国人がおおすぎないことで見分ける方法があります。またその人の投稿でどのくらいのリアクションがあるかで判別していく方法もあります。

ここ一か月ほど世界的な試験的運用ですが、いいね数の表示を控えるところが増えてきているので、これまで以上に注意してみることが必要です。

3.PRであることを明示する

「PR」であることの表明は一見見過ごされがちですが、これは極めて大きな問題です。

これを表示せずあたかも本人の意思でプロモーションする方法に「ステルスマーケティング」という言葉があるくらいこの問題は大きいのです。

仮にこれを公表せず、PRを行ってしまった場合企業だけでなく、インフルエンサーまでもが炎上してしまう事態になりかねないので、企業としては最新の注意を払う必要があります。

4.個性を生かしてもらう

インフルエンサーにはその人独自のルールや世界観があるからこそその人のファンになっている場合が多いです。その為そのフォロワーに一番反響をが出る投稿をできるのは本人なのです。

その為ある程度インフルエンサーを信用していくことが、成功する大きな要因の一つです。しかし企業として伝えたいことをしっかり伝えなくてはなりません。

5.効果測定、KPI

KPIとは(重要業績評価指標)のことを指します。KGIという大きな目標に合わせて少しずつKPIを事前に設定しておくことが重要です。

そのKPIを事前に設定したうえでの、インフルエンサーマーケティングによってどこまで効果が出たのかをしっかり精査していき、KPIの更新や改善点を見つけ次につなげていくことが重要になってきます。

インフルエンサーマーケティングの目的である”浸透度”、”ブランド力”は不可視の指標であり、正確な数値を出すことができません。その為に行うことが数値の置き換えです。

例えば上記で示した”ブランド力”というのは少なからずコメントや、いいね、 Good数などに現れるのではないでしょうか?その数値などを総合的に判断してどのくらいの結果が出たのかを導き出します。

まとめ

本記事ではインフルエンサーマーケティングに使われている費用の内訳やインフルエンサーのキャスティングの際に注意すべきポイントについて解説しました。

インフルエンサーマーケティングは言い換えれば、信用のある第三者によるマーケティングであり、場合によっては企業だけでなく第三者すなわちインフルエンサーにもその被害は及ぶのです。

従来のマーケティングでは、比較的非難の的になるのは、企業でしたがこのマーケティングではそれがインフルエンサーになります。その為今まで以上に更なる緊張感をもって行わなければなりません。

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