インフルエンサーマーケティングの市場が着々と伸びてきています。そんななか
「何処に頼めばいいの?」「何に着目してえらべばいいの?」という方がいらっしゃると思います。
インフルエンサーマーケティングを行おうとお考えのマーケティング担当の方に向けて、本記事では、インフルエンサーマーケティングを行う際に気を付けなくてはならないポイントを解説していきます。
インフルエンサーのキャスティングってどんなもの?
「インフルエンサー」とは英語の「innfluence(~に影響を及ぼす)」をから派生してできた言葉です。特にSNS上で強い影響力を持つインフルエンサーのことを指し、もともとは、芸能人やプロスポーツ選手などを指す言葉でした。
具体的には、YouTubeを活動拠点としている「YouTuber」やInstagramを活動拠点とする「インスタグラマー」などが例に挙げられます。
キャスティングとは、自社の商品・サービスの宣伝や、テレビ番組の出演する際に呼ぶ行為のことなどをキャスティングと呼んだりします。
キャスティングには、キャスティングのみを行う会社も存在しており、インフルエンサーのリストアップから、料金の支払い、肖像権の交渉など幅広い範囲を網羅して仕事を行います。
また費用を抑えるために、インフルエンサーに直接交渉を行うこともありますが、お互いにあまりノウハウがないため、細かいところでトラブルが発生してしまうので難しいところがあります。
キャスティングする際の7つのポイント
ただキャスティングをするにしても、気を付けなければならないことが多くあります。その時に気を付けるべきことを以下の8つまとめました。
- 事務所所属の有無
- PR実績歴の確認
- インフルエンサーの世界観の確認
- スケジュール調整を行う
- 二次利用
- 競合確認を行う
- 気配り
①:事務所所属の有無
インフルエンサーを起用する際に最初に気を付けなくてはならないことが、事務所の所属有無です。もちろんフリーのインフルエンサーの方も多くいらっしゃいますが、影響力が大きくなればなるほど事務所に入っている方が多くなってきます。
事務所に入っているだけで起用する際に費用が、同程度のインフルエンサーと比べ倍ほどにも膨れ上がっていることもあります。
しかし事務所所属のインフルエンサーを起用することによって、個人では持っていないようなPRノウハウを持っているため効果が出やすくなります。
②:PR実績
PR実績が多い方は、仕事意識が高くどのように仕事を行っていけば自分なりに分かっています。また過去の実績を見ることによってどのような効果が得られるかが分かります。
しかし実績の少ないインフルエンサーは、実績の高いインフルエンサーに比べ、比較的安価に起用できるため悪いことばかりではありません。
③:インフルエンサーの世界観
インフルエンサーを起用するうえで、インフルエンサーの世界観に気を使いながら起用しましょう。
インフルエンサーは独自の世界を持っている人も少なくなく、その人の世界観を崩さないためにも、プロモーションの目的や商品のコンセプト、今回訴求したいポイントや投稿についてまとめたものを、事前に送っていくとスムーズに進むでしょう。
また投稿してほしいイメージが固まっていないのであれば、インフルエンサーに頼むというのも1つの策であるといえます。そのインフルエンサーのファンにとって最も受けをとれるのは本人であるので、それも方法の1つとして頭に入れておきましょう。
④:スケジュール調整
どのような日程でプロモーションを送っていくかを事前に打ち合わせていくことも大事です。
インフルエンサーは、アカウントの投稿内容を長期的に考え、予定を組んでいるため急に投稿内容を変えてしまうと、一から考え直しになってしまいます。
そのため商品の紹介から体験、日程決めなどを大きな行動としてとらえることが必要です。また上記のトラブルを避ける方法として「〇月〇日 ~ 〇月〇日 までに投稿をお願いします。」という風に大きな期間を用いることがあります。
⑤:二次利用
キャスティングする際には、二次利用の試用期間と媒体について伝えましょう。
これはトラブルになったときのリスクを避けるためであり、事前に同業他社の仕事を受けてしまった場合、大きな損害になります。二次利用に関しては特に確認漏れがあるので、しっかりと伝えましょう。
仮に今なにもなかったとしても、後々「会社員になり、副業が禁止になりました。」とのことがあった場合もあるため、二次利用についてすべてのインフルエンサーに説明しておくようにしましょう。
⑥:競合確認
二次利用と同様確認すべきことです。
インフルエンサーをリストアップする際と、インフルエンサーに確認する二度確認を行ってください。これは細かい部分ですので、主には、企業側がしっかりと行うようにしましょう。
これは企業側にとって当たり前でも、インフルエンサーにとって当たり前ではないため見落としてしまいがちです。ビジネスとしてとらえていない人にとって、何気ないことであっても、企業にとっては大きなミスですので気を付けましょう。
⑦:気配りでモチベーションを保つ
インフルエンサーは宣伝媒体ではなく、人ということを念頭に考えましょう。
例えば、「一緒に仕事をしていただきありがとうございます。」などと一言添えることや、先に送る資料や商品と一緒に手紙を送ることでやる気・モチベーションが上がりクオリティが高くなります。
もう一度お仕事を一緒にしたいのであれば、印象を上げるためにも、プロモーションパートナーとしての気遣いは大切にすべきです。
まとめ
本記事では、インフルエンサーをキャスティングする際に気を注意すべきポイントを紹介してきました。
これからインフルエンサーを起用した宣伝がどんどん増えてくるでしょう。その中で取り残されることなく、自分たちの商品をうまく宣伝できるようになるために、気を付けて行いましょう。